冬の路面は七変化!路面凍結にご注意を

冬の道路の状況は、走行する時間帯や場所など、様々な要素によって変化します。北陸道には、「冬の路面は七変化」という表示版も掲示されています。中でも、ひと目で判断のしづらい「路面凍結」について紹介します。

冬の路面は七変化!路面凍結にご注意を

晴れていても油断厳禁?

晴れている日は、「路面が乾いている」と安心しがちですが、路面凍結は雨や雪で道路が濡れているときだけでなく、地表が冷やされて霜が降りる日にも起こり得る現象です。晴れている日の夜間におりた霜が溶け切っていない場合もあるので、冬の運転時にはいつもよりゆったりと、余裕をもった運転を心掛けましょう。

路面凍結が起こりやすい場所

雪が降っている日や降雪のある時以外でも、特に路面凍結が起こりやすく、注意が必要な場所があります。

① 日陰の路面

日陰の場所は日なたよりも気温が低いため、道路が凍結しやすくなります。また、雪の降った後は、日なたでは路面が乾いていても、日陰にはまだ雪が残っていることも。

② 橋の上

遮るものがなく、地面から離れている橋では、気温が下がりやすく路面が凍結する可能性が高くなります。また、特に「風通しの良い橋の上」は、風によってさらに冷やされるため、一層、路面凍結が起こりやすい場所だといえます。

③ トンネルの出入口

トンネルの出入口は、橋の上と同じように風通しがよく、ほかの場所に比べて気温が低くなるため、路面凍結が起こりやすい場所です。トンネル内でスピード加速したまま、出入口に差し掛かると大変危険ですので、しっかりスピードを落とすようにしましょう。
また、トンネルの中は雨も雪も降らないため、路面が凍結しないように思われがちですが、安心とは言い切れません。走行車両の落とした雪がトンネル内で凍結することも。気を抜かず、注意して走行してください。

なお、雪が心配されるような時には「ドラキャス」などの道路気象情報サイトから随時情報を得て、計画の変更(出控え)、経路の変更(迂回)をできるのが一番です。事前に発表される気象情報、交通情報を上手に活用しましょう。