東名・新東名運転時の注意ポイント

冬の間、関東でも降雪や路面凍結が起こりやすい区間があるのはご存じでしょうか?実は、静岡県の御殿場付近は天気が崩れやすく、冬には局所的に大雪になることもあります。

東名・新東名運転時の注意ポイント

なぜ大雪に?

標高が東名高速 御殿場ICでは454m、新東名高速 御殿場JCTでは405mと高い事があげられます。加えて、御殿場は富士山と箱根山に挟まれていることから地形の影響を受け、風の収束が起こりやすいことが要因とされています。これらの雪が降りやすい地形の条件に加え、関東に雪を降らせる南岸低気圧の影響によって寒気が流れ込み、冬の御殿場では大雪になり、路面凍結も起こります。麓にあたる大井松田ICや沼津ICで雪が降っていなくても、標高が400mを超える駒門PA~足柄SAまでの約12kmの区間では特に大雪・路面凍結に要注意です。

備えあれば…

上記の地域では降雪や急激な気温低下によって路面状態が悪化することが考えられます。特に冬道用の装備を装着していない車両の事故発生件数が最も高い傾向にあります。雪道や凍結した路面を走行する際はスタッドレスタイヤの装着やタイヤにチェーンを取り付けるなど、必ず雪道走行の準備を万全にして事故を事前に防止していきましょう。

雪道の運転時に心掛けたいこと

雪道の運転は通常時とは大きく異なります。雪道では「急○○」は厳禁です。急ブレーキ・急アクセル・急な車線変更はスリップや事故のもとです。なお普段と状況が異なるため、いつもよりもスピードを落とし、ゆとりを持った運転をしましょう。

また「ドラキャス」などの道路気象情報サイトを活用し、路面状況や事故・通行止めなどを確認し、計画の変更(出控え)や経路の変更(迂回)も検討してみてください。